月別アーカイブ: 2015年9月

臨済宗の教えとは

教典や教えに依存せず相手の心に直接働きかけ、その本質を悟らせる。あらゆる生命と共存していることに感謝するため、色々な仏様や神様を祀る。すべてのものに仏性を見て礼拝する。1700余りの祖師の言葉を体得することが悟りの基本。そして日常の中に真理を具体的なモノとしていくことが求められる。坐禅の座り方は対面形式で行う。教典は特に定めない。本尊も定めなし。普通お釈迦様が多い。

※本来の禅宗様式は本尊を祀らず、その場所には椅子をひとつ置く。椅子に座って法を説く人が本尊に相当する。また、この場合お堂は法堂(はっとう)と呼ばれる。仏像を祀るお堂は仏殿と呼ぶ。

日蓮宗。

日蓮宗。江戸時代までは法華宗または日蓮法華宗といった。現在でも法華宗を名乗る一派もある。

法華経中心を徹底し、法華経と人の生き方と一体化させようとする。特に第16章の如来寿量品をよく読む。法華経の中で未来に登場するとされた上行菩薩は自分だと日蓮は考えた。南無妙法蓮華経の7文字に法華経の功徳がすべて込められている。お題目を唱えることは、法華経を読む、奉持する、他人に説く、書写する、などと同等の価値があると考える。本尊はお釈迦様、大曼荼羅、日蓮聖人。

日蓮が学んだ天台宗も法華経を中心にすえているが、天台宗は多面性を持ち、法華経とは哲学的な関わり方をしている。日蓮は法華経を身体で読んだとも言われる。

浄土真宗。浄土宗との違いは?

 

浄土真宗は人が求めなくとも仏が救って下さるという考え。いずれ仏になることが約束されているから、改めて修行する必要はない。「阿弥陀様が救って下さる」と信じることで往生できる。それ以降は感謝の行ないとして念仏を唱える。教典は浄土三部経のうち無量寿経に重きを置く。本尊は阿弥陀様。理論的には「南無阿弥陀仏」という言葉。

浄土宗との本質的な違いは、法然の教えにもうひとつ踏み込んで、信心ですら阿弥陀仏より授かったものであり、自力で往生などしようとしないで一切の物事を阿弥陀仏にお任せする「絶対他力」を説いたことのようです。

浄土宗の教え

浄土宗は法然上人を宗祖とした宗教です。修行による成仏は否定し、修行の価値を認めない。念仏を唱えることは行として勧める。唱えることで極楽往生する。念仏を唱えることを重視。成仏と往生は区別して考える。極楽往生の後、極楽浄土で修行し成仏すると考える。教典は浄土三部経のうち観無量寿経に重きを置く。本尊は阿弥陀様。向かって右に観音様、左に勢至菩薩を祀るのが基本とされています。

次回は浄土真宗について浄土宗との違いを学んでいきたいと思います。